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立石さんが毎朝ダシ巻卵をつくることを始めた。ダシ巻き卵と呼ばれるものは材料なのか、形なのか、味なのか、概念的な部分なのかどこでダシ巻卵として成立しているのか朝から気になる。その辺は曖昧でたぶん個人のもっている経験からくるイメージがダシ巻卵としてあるんじゃないかと思うけど、多角的なものを集約している言葉ってすごいな。経験は多分初めて食べたところの味だから多分家庭の味なわけで、僕が持っているダシ巻卵と立石さんが持っているダシ巻卵の経験値からくるイメージには当たり前だけど違いがあって、でもその違いを共有したり調整したりするのっていいなと思う部分もあって、僕にとっては甘いダシ巻卵を毎朝食べています。
昼過ぎ小田桐のご両親が様子を見に来た。
近くのフランス料理屋さんへ。浜松のニコスのような感じでおっちゃんが面白い。地元の人が石巻を見ている視点も当たり前だけども違っている。
そういえば、小田桐の母様にダシ巻卵を持ってきてもらえばよかった。
タクワンも違う感じで面白いなと思っているのでそろそろ立石さんにお願いしてみる。